ウィンタースポーツが 盛んな広島の ニッチな競技、 雪合戦をご存知ですか ? 白銀のコートを舞台に 速球の雪玉が飛び交う3分間。 知らなかったでしょ、 雪合戦がこんなにクールだなんて。

予想外で想像以上 !?
本気の雪合戦へ、潜入

「今度、庄原市で雪合戦大会があるらしいよ!」。
私は “雪合戦” という言葉を耳にしたのはかなり久しぶりだったと思う。しかもその雪合戦は、大半の人が想像するところの和気あいあいとしたノスタルジーな遊びではなく、れっきとしたスポーツと聞く。え、本気の雪合戦? 何気なくググってみたら、スゴく興味が湧いてきた。広島駅から雪合戦大会が行われる庄原市高野町へは、中国自動車道から松江道へ車を走らせ、約2時間。この松江道、尾道から松江を結ぶ自動車道として開通したらしい! どんどん山深くなる車窓からの銀世界に、自然と旅情をそそられた。興奮さめやらぬうちに会場に到着し、そのテンションのまま車を降りると、自分史上最高の寒さに一瞬にして凍り付いた。そうだ、私は夏生まれだった。

想像を越えた スピード感。
雪上の 格闘技の如し!

一面真っ白な雪の会場では、1月 31 日、2月1日の2日間に渡って白熱した戦いが繰り広げられていた。「第 18 回広島県雪合戦大会」は約100チームの出場エントリーがあり、小学生から60 代までの幅広い世代の選手が参加しているという。なかには県外から参加しているチームや、なんと外国人チームまで! 懐の深い大会だなぁ、なんて思いながらコートそばへ移動すると、試合目前の選手の熱気に押され、“雪合戦=スポーツ”という方程式が徐々に実感を増してきた。そして、試合開始! 選手の機敏な動きに、目の前を飛び交う雪玉の嵐。ビュンビュン、ドンッ !! 初めての光景に私の鼓動もつられて激しくなった。さらに、監督からの大声の指示、観客からの声援で一気に会場が沸く。めくるめくチームプレイと、心躍るファインプレイに目が釘付けになる3分間だった。何、このワクワク感 !? 観戦しているだけなのに、体感気温が2、3℃上がったような高揚感に包まれた。雪合戦は、競技として感じる新鮮さとそれに相対する懐かしさと親しみがあるらしい。
会場を後にするころ 「来年参加しようかな…」とすっかりその気になっていたのは、きっとそのせいだ。  心は燃えたものの、やっぱり身体は芯から冷えっ冷え。帰り道に近隣の温泉に立ち寄って、心身ともに温まったら、広島の冬がもっと好きになった。

雪玉は試合開始の 30 分前から製造 OK ! 雪玉製造
器で 1 チームごとにつくる。1 セットに使える数は90 球。1 試合3 セット分を試合前に急ピッチで製造。
完成したまん丸の雪玉を、木箱にきれいに並べて、コートへと持参。

張りつめた空気の中、握手を交わして、いよいよ試合開始!フォワード 4 名、バックス 3 名がポジションへ。シェルター越しに雪玉が勢いよく飛び交う。見よ、この接近戦! 目の前まで敵が攻め込み、息を飲むような瞬間も。

1 セット 3 分間に相手チームのフラッグを奪取、もしくはより多くの選手に雪玉を当てた方が勝ち。1 チームは監督と補欠 2 名を含め最大 10 人編成。広島県在住の外国人チームも大活躍。試合終了後、審判が勝敗の結果を伝えると、「わぁ~っ!」と歓声が。

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今回めぐったところ

広島県雪合戦大会

広島県庄原市高野町新市 1364-2 高野スポーツ広場

0824-86-2113

あり

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