プレミアムツアー第三弾
「セレブ気分で空中紅葉狩り!飛行撮影家と飛ぶ秋の帝釈峡写真紀行」
まるで鳥になった気分♪
シャッターチャンスの連続でした。
「広島秘境ツアーズ」プレミアムな旅へと誘うツアー第三弾は、広島が誇る紅葉スポット・帝釈峡で行われました。今回はなんと空を飛びながら美しい紅葉を眺めることができるという、“空中紅葉狩り”が目玉。
世界初モーターパラグライダーとハイビジョンカメラで超低空飛行を行う、飛行撮影家・矢野健夫氏と一緒に空を舞います!
約100名の応募の中から選ばれたのは奈良県在住の仲嶋真理子さん。昨年春から息子さんが広島県で大学生活をスタートさせたのがキッカケで、広島を身近に感じている仲嶋さんは、「趣味のカメラで、秋の広島の景色をたくさん撮りたい。もちろん上空からの紅葉が一番楽しみ!」と自慢のカメラを片手に意気込みます。
それもそのはず。仲嶋さんの旅のパートナーは、彼女が通っている写真講座「イケてる写真遠足」を主宰し、プロのカメラマンでもある池田厚司さん。今回は出かける先々で出合う風景を、プロカメラマン指導のもと、一緒に撮影していく写真旅にやってきました。
二人の旅は神石高原町にある神龍湖からスタート。特別に用意されたオープンボートに乗って、紅葉をうっとり眺めます。昼食後、世界三大天然橋の一つである雄橋へ。長年の侵食によって削られた自然の彫刻や紅葉の美しさに圧倒されながら、二人は次々にシャッターを切っていきます。行く先々で「絵葉書みたいな決まりきった写真じゃなくて、仲嶋さんの視点を大事にして」「まさに自分がそこにいるような、空気感がある写真を!」など、絞りやシャッタースピード、構図含め、プロカメラマンのアドバイスが飛び交います!
宿に到着すると矢野さんはじめ、彼女と一緒に飛行するダンデムパラグライダーと空中飛行撮影のミーティング。天気予報は晴れでも、一瞬の風で状況が一変するシビアな世界。「明日飛べるのは五分五分かもしれない…」という矢野氏の見解に、仲嶋さんも緊張と不安が交錯します。「悔いのないように、しっかり撮影してきたい」。明日への望みをかけて一夜を過ごしました。
そして念願の飛行当日。天候は曇り時々晴れ。風は穏やかですが、変化する気圧の影響で刻一刻と風速が変化していきます。この時点で、超低空飛行を行う矢野さんは、神龍湖すれすれのところで起こり得る乱気流を懸念して、飛行は危険と判断。残すは仲嶋さんとタンデムパラグライダーの飛行のみ。誰もが固唾を呑みながら、今か今かとその時を待ちます。
30分経過し、「今日は無理かもしれない」と諦めようとした瞬間、奇跡的に風が静まりました。「今しかない!」と、飛行条件が揃ったわずかなチャンスに仲嶋さんを乗せたモーターパラグライダーは上空へと飛び立ちました。ぐんぐんと上昇し、気持ちよさそうに青空のなかを旋回していきます。少しずつ目的地の神龍湖を目指して飛行しましたが、やはり状況は風まかせ。これ以上は危険と判断され、仲嶋さんの大冒険は終了しました。
それでも、「全然怖くなかった! 紅葉は見えなかったけど、広島の山々、そして民家も見えて、本当に鳥になった気分。写真もバッチリ!」と大興奮。池田さんも「弟子の晴れ姿を望遠レンズで押さえることができました!」と、二人それぞれ最高の景色を押さえることができたようです。
今日のプレミアムな体験を一番最初に伝えたいのは、応募のキッカケになった息子さんだという仲嶋さん。「さっそく連絡を入れたい」を言っていた彼女の背後には、なんと息子さんの大貴くんがサプライズで登場!これには仲嶋さんも驚きを隠せません。母親の大舞台を下から見守っていた大貴くんは「お母さん、お疲れ様!」とねぎらい、固い握手を交わしました。「まさか息子にここで会えるとは思わなかった! 今日は夢のよう。一生忘れられない」と満面の笑みがこぼれます。
今回の旅でより広島が特別な存在になった仲嶋さん。「また紅葉の時期に帝釈峡に来て、素敵な写真をこれからも撮り続けたい」。「同じところに来ても同じことは二度とない。旅ってそんなもんだし、それが人生!」と池田さんも改めて広島に再訪することを誓って、大満足の旅は終了しました。(2016.10.31.11.1)
カメラ女子と師匠の旅程で見る
帝釈峡1泊2日の旅
Schedule ( 2016.10.31 - 11.1 )
1st day
- 8:30 JR福山駅着
- 11:00 帝釈峡神龍湖でオープンボート乗船
- 12:35 帝釈峡山荘の釣堀でニジマス釣り
- 13:00 水陸両用車に体験乗車
- 13:30 昼食
- 15:10 雄橋、白雲洞を散策
- 17:20 帝釈峡観光ホテル錦彩館にチェックイン
- 19:00 神石牛のステーキでディナー
2nd day
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JR福山駅着
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帝釈峡神龍湖でオープンボート乗船
帝釈峡神龍湖
切り立った崖に囲まれた周囲24kmの神龍湖(しんりゅうこ)は、上空から見ると龍の姿に似ていることから名付けられました。春から夏は新緑、10月下旬〜11月上旬は紅葉が楽しめ、紅葉シーズンになると、まるで鏡に映したような逆さ紅葉を眺めることができます。より風情を味わうには、約40分の遊覧船周遊がおすすめ。紺碧の湖、真っ赤な5本の橋、燃えるような紅葉のコントラストはまさに絶景です。
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帝釈峡遊覧船
広島県神石郡神石高原町永野5034-7 / ☎ 0847-86-0131 / 9:00〜16:30 (30分ごと発船) / 水曜休、12月〜4月運休 / 大人・中・高校生 1,200円、小人600円
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帝釈峡山荘の釣り堀でニジマス釣り
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帝釈峡山荘
ニジマス釣り&炭火焼き、バーベキュー(要予約)、エアガンシューティング、そうめん流し(夏季限定)など様々なアクティビティーを楽しむことができるスポット。築150年の古民家もあり、食事や宿泊もできる(要予約)。
広島県庄原市東城帝釈未渡1819 / ☎ 08477-6-0268 / 10:00〜16:00(釣り堀 ※炭火焼きは15:00まで受付) / 不定休(冬季は休業) / ニジマス釣り掘 / さお(えさ付)216円、魚(100g)486円 ※釣れた分だけ量り売り
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水陸両用車に体験乗車
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水陸両用車体験
特設のオフロードコースを8輪駆動の水陸両用車で駆け抜ける、大人から子どもまで楽しめるアドベンチャー。コブや斜面、そしてクライマックスの帝釈川に入る瞬間はスリリング! 西日本ではここだけでしか体験できない。
広島県庄原市東城帝釈未渡1819 / ☎ 0847-86-0131(帝釈峡遊覧船・要予約) / 10:00〜16:00 / 12月〜3月運休 / 大人1,000円、小人500円
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昼食
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雄橋、白雲洞を散策
雄橋、白雲洞
上帝釈の清流沿いを森林セラピーしながら散策すること、20分。目の前には世界三大天然橋の一つ・雄橋(おんばし)が現れます。渓水の浸食によって巨大な石灰岩の岩盤が貫通した橋は、長さ90m、高さ40mという迫力ある大きさ。まさに帝釈峡を象徴する神秘的な風景です。また、雄橋への散策コースの途中には、白雲洞(はくうんどう)と言われる鍾乳洞もあります。狭い入り口から中に入ると、約200mの奥行きがあり、照明に浮かび上がる自然の造形に驚かされます。
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白雲洞
広島県庄原市東城町帝釈未渡1940 / ☎ 08477-6-0062 / 9:00〜17:00(営業は3/1〜12/10頃、12月中旬〜2月末の土・日曜、正月営業の場合もあり) / 木曜休、3/6〜7/10の間の木曜休(7/17から木曜営業) / 大人250円、高校生200円、小中学生150円
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帝釈峡観光ホテル錦彩館にチェックイン
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神石牛のステーキでディナー
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帝釈峡観光ホテル錦彩館
神龍湖のほとりにある、大正時代創業の歴史ある宿。各部屋から湖畔の美しい景色を堪能できます。料理は地産地消の素材を活かしたメニューで、なかでも和牛オリンピックで何度も賞を受賞した神石牛のステーキは絶品。紅葉を眺めながらの絶景風呂もオススメ。
広島県庄原市東城町三坂526 / ☎ 08477-2-2393WEB
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朝食 チェックアウト後、移動
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空中紅葉狩り(モーターパラグライダーで帝釈峡神龍湖へ)
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庄原焼きでランチ
庄原焼きとは?
ソバの代わりに庄原産のお米とポン酢を使う、斬新なお好み焼。7年前、町を上げてスタートし、今では8店舗が趣向を凝らしたお米のアレンジやオリジナル具材で勝負をかける。なかでも人気店「コバヤシ」は、キムチチャーハンとオリジナルポン酢ソースが味の決め手。仕上げに地元のヒバゴンネギをたっぷりかけて召し上がれ。
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お好み焼 コバヤシ
広島県庄原市西本町2-18-6 / ☎ 0824-72-7825 / 10:30〜18:00 / 月曜休 / 庄原焼き(スペシャル)800円。中にキムチチャーハン、豚肉、イカ天、もち、たまご、チーズ入り。
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解散
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カメラ女子 仲嶋さんのベストショットを大公開!
帝釈峡の名所の一つ雄橋に辿り着いた時に、あまりにも壮大な岩に「本当に天然橋??」と思ったほど圧倒されました。
神龍湖でボートに乗りながら、名所のポイントである赤い橋と釣りのボート、秋の紅葉を撮る事ができました。
当日天候を心配しながら宿泊部屋から窓を開けると、秋の深まりや朝靄の中に柔らかい日差しを感じる帝釈峡の景色が広がっていて、今まさに目の前で今しか感じることのできない景色を撮ることができました。
パラグライダーからの広がる眺めはもちろん、全身で感じる自然や空気、陽の当たる様子、飛べた事への感謝や、快く送り出してくれた家族や同行してくださった池田先生への感謝も感じながらシャッターを切った1枚です。