怖カワイイ♡海のダンゴムシに遭遇安芸津七島巡り

TOUR NUMBER10

このセルフ旅を教えてくれた人
広島大学教授 生物学者の長沼 毅さん

極地・辺境などの過酷な環境に生存する生物の探索調査が専門。テレビやラジオでも活躍。東広島PR大使でもある。

安芸津の七島巡りは
船をまるごと1艇チャーター

 地球の極地はもちろん、深海から砂漠まで世界中を旅してきた広島大学の生物学者・長沼毅さんが提案する旅は、「海のダンゴムシと言われる、幻のナナツバコツブムシに会いに行く旅」。まさに秘境感がムンムンです!

周辺の海域は透明度抜群!

 まずはJR広島駅から呉線に揺られてJR安芸津駅を目指し、そこから約10分ほどで安芸津港へ到着。この日出迎えてくれたのは、サングラスがよく似合う観光海上タクシー幸丸「七島巡り」の水先案内人・日浦優三さん。早速チャーターした船に乗り込み、いざ出発。安芸津の三津湾に浮かぶ七つの島巡りは約1時間30分ほどの海上遊覧。なんだかセレブな雰囲気も味わえます。出航からほどなくして、最初の島・鼻繰島が見えてきます。港からしばらく走ったのに、周辺の海域は手が届きそうなほど水深が浅く、抜群の透明度!

  • 鼻繰島

  • ホボロ島(ナナツバコツブムシが侵食し消滅しつつあるホボロ島)

 次に向かうのは、今回の旅の目的であるナナツバコツブムシの住むホボロ島です。粘土と風化が早い花崗岩でできていたと言われるこの島は、今では粘土が流出して岩だけの島に。さらにその岩へ、ナナツバコツブムシが住み、岩を楽園として大繁栄したのです。だんだんとその島の面積が小さくなりつつあります。もしかして10年後はなくなっているかもしれない、ホボロ島。この目で見るなら、今しかない!?

さまざまな伝説のある七島
最後は上陸してキャンプ

 ホボロ島のナナツバコツブムシは、現在も元気に活動中。島へ上陸して、虫を観察することは難しいですが、船上から島の姿を見るだけでも、その活動の活発さを知ることができます。満潮になると左側に見える大きな岩の頭だけが水面に出ているだけなんです。

 ホボロ島を後にし、次は朝鮮通信使の船によく似ていたためその名が付けられたのではないかという唐船島、平清盛が建立したと言われる光海神社のある藍之島をめぐります。さらに、七島巡り内で唯一、人が住んでいる大芝島周辺を遊覧し、そのすぐ近くの小芝島へ。ここは干潮時に高台から見下ろすと、ハートの形になる珍しい島。遊覧後、大芝大橋を渡って、実際に見に行って確かめてみて!

  • 唐船島

  • 藍之島

 最後は龍王島へ。ここは「龍王島自然体験村」があり、完全予約制でキャンプをすることができます。予約利用者のみが許されるプライベート感満点の無人島キャンプは貴重です。

 運がよければ、ナナツバコツブムシにも遭遇できるこの七島巡り。秘境感も開放感もワイルド感もセレブ感も味わえちゃうワンダフルジャーニー。こんな珍しい旅、行くっきゃない!

  • 大芝島

  • 小芝島

  • 龍王島

    龍王島自然体験村
    広島県東広島市安芸津町風早650-41 ☎0846-45-5464(東広島市シルバー人材センター安芸津連絡所)
    入村料800円(小学生以上)※キャンプサイト利用料、渡船代は別 ※1週間前までに要予約

安芸津七島巡り ☎0846-45-4141(安芸津町商工会) 1艇あたり2万円(9名まで同料金)※要予約